北米耐久シリーズのウェザーテック・スポーツカー選手権を運営するIMSAは、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われていた従来の公認テストを12月から11月中旬に変更することを決定。3日間のオプショナルテストの詳細を明らかにした。
新たに11月15~17日の日程で行われることになったこのテストは、ウェザーテック・スポーツカー選手権のチームと、2025年シーズンに参加可能なホモロゲーションが対象となる。
早くも2025年カレンダーが決定。IMSA、全11戦ウェザーテック選手権の開催スケジュールを発表
これまでIMSAは冬の公認テストを12月上旬に予定していた。日程変更の理由はチームには伝えられていない。
注目すべきは、新しいテスト日程がマカオで開催されるFIA GTワールドカップと重なっていることだ。マカオ・グランプリの週末を構成する同レースでは、多くのファクトリードライバーがGT3レースのため参加する傾向にある。そのためGTDプロやGTDチームを中心に少なからず影響があるものと考えられる。
デイトナでの暫定スケジュールは、11月13日(水)の午後からトランスポーターが搬入され、その後GTP、LMP2、GTDプロ、GTDチームによる設営が行われる。走行開始は15日(金)で、まずはGTPとLMP2の専有走行となる。
走行初日は昼間のセッション2回のみ。翌16日(土)は昼間の2回のセッションに加えてナイトセッションが1回予定されており、この日のトラックにはGTDプロとGTDのエントリーがプロトタイプカーに加わる。
最終日となる17日(日)はGTDプロおよびGTD車両のみが参加する日中の2セッションが行われる予定だ。
また2024年からの変更点として、開幕戦デイトナ24時間レースの1週間前に実施される公式テスト“ロア・ビフォア・ザ・ロレックス24”では昨年までとは異なり、GTカテゴリーを対象にターゲット・パフォーマンス・テストが実施されることが決まっている。
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